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まずは知りたい、マカディカディ・パンとは?|ボツワナに広がる“塩の大地”の基本情報

それって「塩湖」?

マカディカディ・パン。
ちょっと舌を噛みそうな名前ですが、「ボツワナの塩湖」と聞けば、イメージしやすいかもしれません。

とはいえ、ここはかつて1万年以上も前に存在した巨大な湖の名残であり、現在では湖ではありません。雨季になると一時的に水がたまり、ぬかるんだような泥の湖面が出現することもありますが、基本的には乾燥した塩類平原です。

とはいえやっぱり、「塩湖!」と呼んでしまう方がわかりやすいですね。

真っ白に輝く大地を歩く

乾季になると地表は乾き、塩分を含んだ白い大地がどこまでも広がります。
太陽の光が反射して眩しく光るその風景は、まるで “白い海” のよう。

この時期であれば、その大地を歩いたり、車で走ったり、さらにはキャンプをすることも可能です。360度に広がる白の世界に自分だけが立っている感覚は、なかなか得られない特別な体験。

マカディカディ・パンってどれくらい広いの?

マカディカディ・パンは、いくつかの大きな“パン(平らな塩の盆地)”の集合体でできています。

  • ソワ・パン(Sua Pan)
  • ントウェトウェ・パン(Ntwetwe Pan)
  • ナイ・パン(Nxhai Pan)
  • その他、大小さまざまな“パン(=平らな塩の盆地)”の集合体

全体の広さは約16,000㎢にもおよび、世界最大級の塩類平原のひとつで、四国とほぼ同じ広さとも言われています。

マカディカディ動物保護区とは?

「マカディカディ」という名前が付いている場所にはもうひとつ、マカディカディ動物保護区があります。これは塩湖ではなく、もう少し西側に位置する、草原地帯を含む野生動物の保護区です。

これはパンより西側に広がる、草原地帯を中心とした保護区。真っ白な地表ではなく、乾いたサバンナに点々と緑が広がる風景が特徴です。
特にボテティ川(Boteti River)沿いには豊かな水と草があり、乾季にも多くの動物が集まります。

雨を追って動く動物たち

この保護区には、オカバンゴ・デルタやチョベなど北部で暮らしていた動物たちが、雨季の気配を感じると南下してやってきます。
シマウマ、ヌー、ゾウなどが、出産や子育てのために一時的にこの地で夏を過ごすのです。

うまくタイミングが合えば、草原でのびのびと過ごす群れや、小さな赤ちゃんを連れた姿にも出会えるかもしれません。

場所選びは、目的から

マカディカディ・パンも、マカディカディ動物保護区も、それぞれに違う表情を持つ場所ですが、その間の移動にはある程度の時間がかかります

真っ白な塩の大地を見たいのか、動物の群れに出会いたいのか、静かな星空キャンプをしてみたいのか。
まずは「どんな時間を過ごしたいか」を思い描いてから、日程やルートを組み立てていくのがおすすめです。

マカディカディ・パンやその周辺は、見どころが広いぶん、計画には少しコツがいります。
旅の目的やご希望に合わせて、アクセス、滞在先、体験のバランスを考えたご提案をしています。
「行けたらいいな」を「行けるかも」に変える第一歩として、まずはお気軽にお問い合わせください。