マシャツ動物保護区と、トゥリ動物保護区
ノーザン・トゥリ・ゲームリザーブ(動物保護区)は、ボツワナのトゥリ・ブロックの北東部に位置する、約720㎢の私有地にまたがる保護区です。
ボツワナ最東端のとがった部分で、北側をジンバブエ、南側を南アフリカ共和国と接しているエリアのあたりをいいます。
国境は、リンポポ川(南アフリカ)、シャシェ川(ジンバブエ)を境としており、特にフェンスなどはなく、動物が行き来できる環境でもあります。
ノーザン・トゥリ動物保護区の私有保護区には、マシャツ動物保護区、トゥリ動物保護区などが含まれ、それぞれの土地所有者が集まる保全協会により管理が行われているエリアとなり、南部アフリカでも最大級の私有保護区の一つとなります。
この辺りでは、リンポポ川へ流れ込む数本の河川があるため、野生動物にとっての豊かな生息地となっています。ゾウやキリンなどの大型動物だけでなく、ライオンや、ヒョウなどの肉食動物がよく見られることでも知られています。
ここまでだと、チョベ国立公園やオカバンゴ・デルタと同じような場所という印象を受ける方もいるかもしれませんが、ノーザン・トゥリ動物保護区には、いくつかの特徴があります。
1つはその地形です。ボツワナは全体的に平たんな地形が特徴的ですが、この辺りは、多くの丘が見られ、特にトゥリのエリアでは、壮大な岩々の多い景色の中でのサファリが体験できることからも、他とは一味違う世界が楽しめます。そして、岩のある地域に生息する動物、クリップスプリンガ-にも会えるかもしれません。
2つ目は、私有保護区だからこそ可能なゲームドライブです。
例えば、サファリカーで動物を追いかける際、国立公園などでは決められたルート上を走りますが、ここでは、動物の足取りを追ってブッシュの中まで突入してくれることもあります。
もちろん、お客様の様子をみながら安全第一で行いますのでご安心ください。
また、サファリの醍醐味の一つ、サンダウナードリンク(夕暮れを眺めながらドリンクを楽しむ時間)を暗くなるまでゆっくり楽しみ、そこからロッジまでの帰路は、なんとナイトサファリをしながら進むという贅沢な楽しみ方ができます。
もちろん、ナイトサファリでは、なかなか昼間に見ることができない夜行性の動物たちにも出会えるチャンスがあります。
もう1つは、特に、野生動物の撮影にこだわりを持っていらっしゃる方におすすめです。
動物たちのアングルを考えながら動いてくれるクオリティの高いガイドが比較的揃っており、かなり協力的だったりします。
現地をよく知るガイドだからこそ出来る技かもしれませんね。
本格的なフォトサファリをされたい方は、お気軽にお問い合わせください。