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ボツワナ(セレビ・ピクウェの町)で初のシトラス収穫!

Mmegi onlineより

https://www.mmegi.bw/business/phikwe-citrus-first-harvest-due-next-month/news

ボツワナは、雨が少ない乾燥地帯にあたるため、農業を大規模に展開させるのはとても難しい環境にあります。

したがって、野菜やフルーツの多くは、南アフリカからの輸入に頼ってきました。

しかし、ボツワナの東部に位置する、セレビ・ピクウェという町では、現在、シトラスプロジェクトとうものが進行中で、いよいよ2024年3月に初の収穫が行われるとのことです。

そもそもセレビ・ピクウェがどんな町かというと、ここはかつて、鉱山が稼働していて、多くの雇用があった地域でした。

しかし、2016年の鉱山閉山をもって、職を失う人々が溢れてしまったという歴史のあるところです。

このプロジェクトのサイトによれば、2020年に最初の木を植えた、ということなので、閉山後の雇用対策の一環とも言えそうです。

ニッケルー銅鉱山の閉山以降、このエリアでは、政府やNGO団体などの支援により、様々なプロジェクトが立案、実行されてきました。

中でも、このシトラスプロジェクトは、ンマディナレ・マルチパーパス・コーポレーティブス(Mmadinare Multi-Purpose Cooperative)とバイルデヴァレイ・インターナショナル・サウスアフリカ(Byldevallei international South Africa)が共同で始めたプロジェクトで、ボツワナ政府より約34億円の出資により開始されました。

このプロジェクトではレモン、オレンジやグレープフルーツ等の収穫を予定していて、農場では順調に栽培が進められています。

中でもレモンがこのプロジェクトにおける最初の輸出用作物となり、その生産量の70%が世界中に輸出される予定となっています。

シトラスの国内総生産は現在のところ、年単位で約3,165 トン収穫されているとのことです。

将来的に、EU 諸国、アメリカ、カナダ、中国、そして日本などへも輸出することを目標としているようで、2026-2027年頃を目途に、生産を最適化できるだろう、とのことです。

いつの日か、日本でボツワナ産のシトラスを見かける日が来ることを楽しみにしています。