「赤い砂漠」といえば、ナミブ砂漠を思い浮かべる人も少なくないでしょう。
ナミビアの人気もどんどん高まってきていて、世界中からたくさんの観光客が集まっています。そして、これまでは、多くの国の人たちがビザなしで入国できる、とても旅行しやすい国の一つでした。
しかし、2025年4月1日から、31か国の国籍を持つ人たちはナミビアに入国するためにビザが必要になるとのこと。
この31か国には、イギリス、アメリカ、日本など、今でもナミビアに多くの旅行者を送り込んでいる国々が含まれています。
気になるビザの申請費用は、1,600ナミビアドル(約88USドル)と、少々強気。
なぜ今?
これにはワケがありました。
ナミビアはこれまで、多くの国々の人たちをビザなしで歓迎してきました。
しかし、その一方でナミビア人が他国に行くときには厳しいビザ制限がかかり、特に最近では、イギリスでのビザ規制がさらに厳しくなっていることなどもあり、ナミビアも対抗策を取ることにしたそうです。
国の主要産業の一つでもある観光業への影響が心配されますが、別の見方では、オーバーツーリズム対策にもつながるかもしれませんね。
入国のハードルがちょっと上がってしまいますが、混雑が減って、より快適なナミビアを楽しめることを期待しています!