長いフライトを終えて辿り着く、サファリの玄関口、マウン。
翌日から始まる本格サファリに備え、町でゆったりと体を休めます。

そして、せっかくの時間があれば、空からオカバンゴ・デルタを眺めるシーニックフライトへ。
水と大地が織りなす大パノラマを胸に刻み、翌日からのサファリへと心が高鳴ります。

オープンサファリカーに揺られ、乾いた大地とモパネの森を抜けていく。

視界にちらほら現れる野生動物たちに心が高鳴り、アフリカゾウの姿はその迫力で胸を打たれるはず。

たどり着いたのは、完璧に整えられたキャンプサイト。野生と最も近くつながる空間で、焚火のあたたかさに包まれながら、満天の星とともに一日を振り返ります。

ブッシュを知り尽くしたサファリガイドとともに、朝、そして夕暮れまで野生を追う一日。

ヒョウのしなやかな木登り、ライオンの家族の営み、そして運がよければ希少なワイルドドッグの姿にも出会えるかもしれません。

やがて一日を締めくくるのは、アフリカの大地に沈む燃えるような夕日、そして夜に響きはじめる大合唱と野生の声。

モレミの朝の気配を後に、車はさらにドライな奥地サブチへ。

ワイルドに風を受けながら走れば、肌で感じるのは野生が生きる世界そのもの。
やがて辿り着くのは、チョベ国立公園でも川沿いとはまるで異なる奥のブッシュ。

木々の影からふいに現れる動物たち、開けた水飲み場に集う肉食獣
緊張感に包まれたサバンナのドラマが目の前で繰り広げられます。

名残惜しいサブチを後にし、さらにブッシュの奥を抜けていく。

深い砂に揺られながらも、そろそろこのワイルドな旅に心も体も馴染んできたころ。
自然と呼吸を合わせるように進んだ先に、広大に開けたチョベ川沿いの景色が待っています。

大地の緊張感から一転、そこに広がるのは開放的な空気。
やがて川へと漕ぎ出すボートが、新たな世界へ誘ってくれます。

ここまで来たなら、足を延ばしてビクトリアフォールズへ。

轟音を立てて流れ落ちる水の迫力を、間近で体いっぱいに浴びます。
ジンバブエ側からの壮大な眺め、あるいはザンビア側からの迫力ある一面。
その日、あなたが目にするのはどちらでしょうか。

いずれにせよ、滝の轟音と水しぶきに包まれる体験は、この地ならではの贅沢です。

帰路につく前に、最後のゲームドライブへ。

ゾウの姿が多く見られるチョベの川沿いは、爽快な景色に満ちています。
ここまでの旅路を思い返しながら、野生の息づきを胸に刻み、
思い出とともに帰路へ旅立ちます。